Yui Maezawa

2016年11月08日

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自己紹介:

前澤唯(Yui Maezawa)

日本国籍(Japanese)

愛媛大学法文学部総合政策学科司法コース 卒業

広島大学国際協力研究科教育文化専攻教育開発コース 在籍

 

研究テーマ: 

ネパールにおける教育開発政策が女性教員の性役割観に与えた影響に関する比較事例研究

―カトマンズ盆地とカブレ・パランチョーク郡の比較―

関心事・研究領域:教育開発、ジェンダー政策、カースト制度、教師政策

 

大学院進学の経緯:

学部生時代、文化交流プログラムや世界青年の船事業などに参加し、海外の人と触れ合い、様々な問題について知る機会が多くありました。その都度感じていたことは、私たちの知らない世界・国・場所で常に存在する多くの問題と、それによって悩まされている人々がいることでした。人々に解決策を与えることができるものは何か、何が今必要とされているのか。考え続けた結果、私が見つけた答えは「教育」でした。そして、私は教育開発を研究する道に進むことを決めました。

 

修士課程前期1年目:

私の大学院生活は入学の日から波乱万丈でした。入学試験合格後、違う国の教育問題に強い関心をもってしまった私は、研究国・研究内容を全て変更することにしました。そのため、入学後すぐ指導教官が代わり、今の日下部ゼミに仲間入りしました。

1年生の頃は、授業と課題がメインの生活でした。課題はただこなすのではなく、自身の研究の先行研究に繋がる点がないかを探しながら取り組みました。私たち日本人学生の多くは海外学生とは異なり自国とは異なる国を研究します。そのため、研究国の歴史・文化・経済、教育制度などを徹底的に調べる時間が海外学生よりも必要になることを頭に入れておく必要があります。

 

 

 

 

 

修士課程前期2年目:

 大学院生活の2年目は、就職活動から始まりました。自分が想像していたよりも就職活動に費やす時間が必要で、正直この期間の研究はほとんど進みませんでした。6月下旬に希望していた会社に内定を頂き、就職活動が終わるとすぐに研究に戻り、フィールドワーク(現地調査)に向かいました。約1か月半のフィールドワークを終え、現在データ分析に奮闘中です。

 

 

 

卒業後の進路

卒業後は、航空会社の総合職として働くことになりました。IDECに入学し、いろんな国の人々とつながりが生まれたことによって、私の世界は大きく変わりました。人と接することでしか得られないものがあるなら、私は少しでも多くの人にそういった経験をしてもらいたい。相手のニーズを把握するというサービスの最高峰が求められる航空業界で、自身のスキルを生かし、そして学びたい。そういった思いをもって、この業界を志しました。IDECに入学しなければ目指すことのなかった業界だと思うと、自分の人生の選択肢を広げてくれたここでの学びと出会いに感謝したいと思っています。一旦、学業からは離れるつもりですが、いつかまた、何かの機会に戻ってくることがあるかもしれないので、常に学ぶ姿勢でいようと思っています。

修了生としてのメッセージ

IDECでの2年間は、長かったようであっという間だったように感じます。それはやはり、自身が興味関心のあることをとことん突き詰めることができたからだと思います。より専門的なことを学ぶことができる環境は、学部生のときには味わうことのできなかった学びの場でした。また、同じ研究科の仲間や諸先輩方との会話は、いつも刺激的で新たなものの見方や考え方を得ることができました。仲間たちと一緒に過ごす空間もまた、ひとつの学びの場となっていること、そして、そういった場所がIDECにはあります。少しでも興味がある方は、気軽に研究室に遊びに来てみてください♪きっと、素敵な出会いになると思います!!

日下部ゼミを希望される方へのメッセージ:

日下部先生は、バングラディシュだけでなく、アジアの様々な国に対する研究を行っていらっしゃいます。先生の丁寧な指導は研究科内でも有名で、しっかりとしたサポートが保障されています。そんな素敵な日下部先生と、とてもフレンドリーでユーモアのある様々な国籍の仲間に出会うことができ、今は本当にこのゼミでよかったと感じています。いつかIDECで、このゼミで、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。