新入生自己紹介 植村兼三(M1)
初めまして。ブログなどもしたこともなく、ネット上で自身の自己紹介をするのははじめてのため、大変緊張しています。どうぞ最後までお付き合いお願いします。
名前:Uemura Kenzo
出身:兵庫・城崎
研究:インド、教育、ストリートの子ども
広島大学は東広島市西条という日本酒で有名な町に位置しています。私は、この土地で5年目の生活を迎えています。人生の1/5をこの土地で過ごしているのだと思うと恐ろしく感じる日々です。といいますのも、私は、広島大学教育学部を卒業し、広島大学大学院国際協力研究科にこの4月に入学しました。学部では理科教育方法学を専攻していました。そんな私が、大学院では、インド、教育、ストリートの子どもに焦点を当てて研究しています。なぜ、そのように思うようになったのかということについて中心に書かせていただきます。
国際協力との出会い
漠然と海外に行きたいなと思っていた私は、広島大学のプログラムで1年生の時にインドネシアに行くことになりました。人生で初めて訪れた発展途上国、初めての物乞いされる経験。物乞いする人を直視することができず、ただただ怖い気持ちでいっぱいでした。しかし、このような私とは対照的に、一緒にインドネシアに行ったメンバーの中には「将来の夢は、世界平和」ということ堂々と宣言する人がいたのです。私が目をそらし逃げようとしていた問題に、自分ゴトとして向き合おうとしている同い年の人がいるという事実を知った時、自分が恥ずかしくなり、世界の現状をもっと見て知りたいと思うようになりました。
インド
そのような思いを抱えたまま、2年生の夏にインドに行くことになりました。インドには、ストリートで暮らす子どもたちについて調査を行うスタディーツアーで訪問しました。インドは世界で一番多く、ストリートで暮らす子どもを抱えていると言われています。そのような土地で、ストリートで暮らす子どもたちは、物乞いなどでお金を稼ぎ、生きていました。私たちが近づくと、肩車をせがんできたり、追いかけっこしたりと楽しそうに笑っていました。そんな子どもたちを見ていると「この子どもたちと日本の子どもたちで違うことってあるのかな?」「生まれてきた場所の違いだけでこんな現状にあうのは変じゃない?」といった疑問が頭の中に浮かび始め、このような子どものことをもっと知りたい、この子どもたちについて教育という視点で研究を行いたいと思うようになりました。
この様な思いを抱えたまま、教育学部で理科教育について学んでいました。卒論のテーマを決める時も「理科」ということから、離れられずに、卒論で書きたいテーマもなかなか決まらない時期を過ごしていました。卒論を書いたら、卒業、就職。一気に現実が見えてきていた去年の春。このまますぐに社会に出たくない。と思っている時に、「ストリートの子どものことをもっと知りたい、この子どもについて教育という視点から研究をしたい」という思いが再熱し、IDECを志望することになりました。
テーマも研究分野も一から変えることに不安はあったものの、自分のやりたいことをやってみようと挑戦しにきました。授業も徐々に忙しくなってきましたが、様々な国から来た人たちと一緒に勉強をする、この環境が楽しいです。必死のパッチで食らいついていきます。
稚拙な文章ですみません。最後まで読んで下さりありがとうございました!